2013年5月29日水曜日

『休息』も大切なんです!

勉強でもスポーツでもよりいい結果を残したいと思えば、当然ですが「練習」をするわけです。
剣道においても然り。日々の稽古はとても大切です。
練習によって、人間の体は運動学習をしていきます(ここでいう運動とは体を動かすということだけでなく、勉強なども含みますので・・・)。
勉強が良くできる! 剣道が強くなる!といった事を目指すのであればこれまた当然です。しかし、練習すれば練習しただけ必ず結果はついてくるのでしょうか?
最近では『運動の学習効果を検証するに当たっては,練習中のパフォーマンスではなく,一定期間を経過したのちに実施する課題(専門的には保持課題または転移課題といいます)の 成績を評価すべきだ』という事も言われています。こうした説明自体は,運動学習研究の領域では非常に古くからなされていることです。
運動学習に重要なポイントは練習終了後の一定期間の認知処理の時間なんです。練習終了後の一定期間の認知処理は,しばしばオフライン(練習以外の時間)の記憶過程とも言われています。逆に言うと、練習時はオンラインの記憶過程ともいえます。
効率よく学習(勉強や運動何でも)していくためには、オンだけではだめなんですね。むしろ、オフの時間をつくって、どう認知処理させるかなんです。
難しい話になってしまいましたが、要は、「オン・オフ」の切り替えなんです。よく「メリ・ハリ」ともいいますが、切り替えをつくって、どのように効率的に学習していくかなんですね~。
やっぱり「休息」も大切なんです!
わかっていても、なかなかできなんですけど・・・。

2013年5月28日火曜日

RICE

剣道だけに限らず、スポーツをしていると必ず耳にする『捻挫』
最近、当育成会にも足首を捻挫してしまった子がいました。
捻挫は関節に急激な外力が加わることにより、関節にも過剰なストレスが生じます。結果、関節包や靭帯の伸張や断裂といった損傷を来してしまうことです。
『捻挫』をすると当然患部はみるみるうちに腫れてきます。これは「炎症」によるものです。
この炎症はイメージ的に悪いものであるように感じますが、実は損傷した部分が修復されていく生体反応の中では必ずこの炎症期を経由します。つまり、治癒過程の一つなんです。外傷が起こるとすぐに炎症期に入り、血管を拡張し、血液量を増やし、治癒に向かって生体が反応していくわけです。
【炎症の徴候】としては、
①腫れ(腫脹)
②赤くなる(発赤)
③熱が出る(発熱)
④痛み(疼痛)
⑤動きが悪くなる(機能障害)
の5つが有名です。
しかしながら、この炎症、治癒過程の一つとして大切な過程なんですが、あまり過剰に反応したり、それを放ったままにしておくと、急性期を過ぎた時に関節周囲の軟部組織が硬くなったり、癒着したりして後々厄介なことになりかねません。なので、過剰な炎症を防ぐために適切な処置が必要となります。

処置の基本は『RICE』です。    
処置は発症後48時間(2日間)が重要です。
RICEの 「R」は安静にする(REST)
RICEの 「I」 は冷却する(CING)
RICEの 「C」は圧迫する(COMPRESSION)
RICEの 「E」は挙上する(ELEVATION)

適切な処置を早期に施すことによって、日常生活はもちろん、スポーツなどへの復帰の時間はかなり短縮できます。
いざという時のプチ情報でした。 

「ZAMST」より引用

必勝祈願祭

5月25日(土)に毎年恒例の『必勝祈願』を行いました。
朝6時に集合し、地元の小内神社にて神主さんに祝詞をあげてもらいました。
この必勝祈願はブログ管理者である私が中学生だった頃(30年以上前の話ですが・・・)から行われており、二年参りに行き、祝詞をあげてもらったのが始まりです。大晦日の夜に雪の降る中、歩いて神社まで歩いていったことを思い出します。
もちろん、日頃の稽古が一番大切です。でも、たまには神様のお力も借りたいものです。
厳かな雰囲気の中、子供達、指導者、保護者一緒に手を合わせ、お参りをしました。
この小内神社では毎年、子供達一人一人に「お守り」のほかに「破魔矢」までいただけます。
小さい低学年の子供達にとっては特にうれしかったようです。片山神主さんありがとうございました。
祝詞をあげていただいた後にはこれまた恒例の「奉納素振り」。子供たちの気迫が神様に届いたものと願いたいものです。
さあ、今年も気合を充実させて、神様の力もちょっと借りながらがんばっていきたいものです。