2013年10月19日土曜日

『コアスタビリティ』ってご存知ですか?①

ブログのアップは勢いがあるときにやってしまわないとなかなか次のアップまで続きません。
今回はこの勢いに任せてちょっとマニアックなお話を・・・。
みなさん、『コアスタビリティ(Core Stability)』ってご存知です?
なんかちょっと聞いたことがあるなんて方もいるのでは?
ここでいう『コア(Core)』とは いわゆる体、専門的には「体幹」の部分の事を言います
『スタビリティ(Stability)』とは「安定性」という意味。
二つ合わせると『体幹の安定性』と言うことになります。
よくいろんなメディアで『ボールエクササイズ』なんてのが取り上げられてると思うんですけど・・・、例えば、ボールの上に座って運動するとか、寝そべってボールに足を挙げるとか見かけたことありません?
あれは『コア』のトレーニングの一環として行われていることが多いんです。
このコアってとても大切なんですよね~。
なぜ『コア』が大切なのでしょうか?
                                            運動連鎖~リンクする身体 文光堂より引用
剣道ではないのですが、まずはa:野球とb:ハンドボールの投球動作を例にお話します。
野球の投球動作では、まずは腕を大きく振りかぶり、投球方向に足を踏込み、体を捻りながら最終的にボールを投げます。この時の足の踏ん張りにより下半身は安定し、投球動作の土台となります。この踏ん張りの力により発生した力をうまくボールに伝達することでボールを投げているわけです。
変わって、ハンドボールの投球動作では、地面での踏ん張りはなくジャンプをしながらボールを投げる場面が見られます。空間では下半身による踏ん張りがない分、どこかからボールに力を与えないといけません。でも、そんな下半身での踏ん張りがない不安定な所でも、空間に安定した姿勢でジャンプをし、体を弓のように反り、その反発力と体の前面(コア)の力をうまく使いながら力を発生させることで強く、スピードのあるボールを投げることが出来ます。
つまり、

a:コアが下半身からの力を上半身に受け渡し、ボールに力を伝達する。
b:不安定な空間ではコアを力の発生源としてボールに力を伝達する。


特性に違いはあれど、野球にしてもハンドボールにしても、「ボールを目標に向かってに投げる!!」という課題を達成するためにコアは重要な役割を担っているというわけなんです。

ここで剣道の「竹刀を振り、打突部位に打突する!!」という課題に着目してみましょう。
よくありがちなのは、踏込みやすり足は下半身だから「足の強化」、竹刀を振るのは腕なんだから「腕の強化」、なんてパーツごとに考えてしまいますが、それぞれが個々に大切なのではなく、踏込みの力をコアの機能を活用しながら、腕の振り、手の内などに伝達することが大切なのです。
また、逆に言うと、コアが機能しないと強い踏込や速いすり足、強く、冴えのある打突も難しいのです。
もちろん、スポーツだけではなくて、基本的な体の動きにも重要で、コアの機能低下が腰痛の要因となることもあります。
ちょっとコアについて考えるきっかけにしてみてください。
また、少しずつお話をアップしていこうと思います。

※表現に語弊などあるかもしれませんが、簡潔に記載したためご勘弁ください。
 

つづく・・・。

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